疾患別

◆レーベル病・緑内障 など眼科疾患

 

 レーベル病とは

レーベル遺伝性視神経症とは、視力低下や視野の欠損を起こす病気のひとつで、細胞内にあるミトコンドリアという部分の不具合で起こるミトコンドリア病の一種です。ミトコンドリア病は、細胞の中でエネルギーを作る役割を持つミトコンドリアが、ミトコンドリア遺伝子の異常によって効率的にエネルギーを作れなくなることで起こる病気です。

 ミトコンドリア病では、特にエネルギーをたくさん必要とする神経や筋肉の細胞の機能に異常が生じることから、全身に症状が起こることが多くみられます。しかし、レーベル遺伝性視神経症では、主に目に症状がでてきます。まれに不整脈、てんかん、小脳萎縮、筋肉の変化などが出現することもあります。

 誘因としては、 多量のアルコール、喫煙、ストレス、糖尿病、頭部外傷など。突発性視神経炎が発祥の契機となることもあります。症状としては、片目又は両目に、急性・亜急性の視力低下が起こり、視力の中心部分が欠ける中心暗点を伴います。その後に眼底にある視神経乳糖の耳側より徐々に萎縮が始まり、一年以内に視神経全体が萎縮します。


緑内障とは

主に眼圧が上昇することにより視神経が障害され、視野狭窄や視野欠損を起こす病気です。緑内障は、眼圧上昇の原因によって複数の種類に分類されています。

緑内障の種類と症状

 

■原発開放隅角緑内障

線維柱帯という部分が詰まり、房水が静脈系に流れにくくなることが原因で眼圧が上昇し発症する緑内障です。ゆっくりと進行していくことが多く、自覚症状があまりない方もいます。近視や加齢が影響しているといわれています。

 

※正常眼圧緑内障

原発開放隅角緑内障のひとつである正常眼圧緑内障は、眼圧の値が正常範囲内であるにもかかわらず、視神経が障害されることで発症します。

 

■原発閉塞隅角緑内障

 

遺伝的な要因や年齢的な変化で隅角が狭くなり、線維柱帯から房水が排出されにくくなることが原因で、眼圧が上昇し発症する緑内障です。眼圧が急激に上昇するため、視力低下、眼痛、頭痛、悪心(吐き気)、嘔吐などの症状が現れることがあります。

 

✿レーベル病・緑内障の施術法・考え

当院の眼科疾患に対する施術は、目の周辺、目に関するツボや血液の流れをよくするための必要な個所に鍼の打つことで刺激を加え、目の血行状態をよくすると同時に手足の経穴を同時に打つことにより脳血流の増進に繋げるます。緑内障は眼底の血流不足で発症するという報告もあり、眼底の血流改善の目的でも施術します。

また当院での施術では、大脳皮質の後頭葉に位置している視覚野にも鍼施術を行い、血流促進と視野の改善を行います。

 

さらに自律神経系に関与する経穴を使い交感神経・副交感神経バランスを整えることにより血液循環にアプローチする施術を行っております。

(血液循環をスムーズにする事で、「目」に栄養(酸素)の豊富な血液供給と、老廃物を積極的に排泄する事により、様々な眼科症状が回復する環境が整います。


◆自己免疫疾患 ( リウマチ・クローン病・潰瘍性大腸炎・過敏性腸症候群)

 関節リウマチ

関節に炎症が起き、痛みや変形が生じる疾患です。

関節は「滑膜」という薄い膜に包まれておりこの滑膜に慢性的な 炎症により滑膜が異常に増殖し、骨が破壊され関節の変形を引き起こしてしまいます。

 

特徴としまして、『朝のこわばり』・『関節炎』・『関節水腫』・『腱鞘炎』・『関節の変形』が特徴的です。

また、放置していても痛みの緩和や完治することはありません。

早期施術が求められます。

当院の施術法・考え

血行を促進する

鍼灸の施術には血行を促進する効果があります。血液は全身に酸素と血液を運んでいるため、血行が良くなれば、全身の栄養状態を改善することが可能です。血液の循環が滞った場所に不調を起こすとされています。血行を促進することで、症状を快方へ向かわせることができます。

 

痛みを緩和する

鍼灸施術には、痛みを緩和させ日常生活に支障のないようにします。

 

自律神経のバランスを整える

東洋医学の目的は、自律神経のバランスを整えることにあります。なぜ自律神経を整えることが重要かというと、自律神経のバランスが乱れることによって、本来人間が持っている自然治癒力が低下してしまいます。リウマチは細菌感染やウイルスによって発症するわけではなく、自分の身体の仕組みに異常が生じることで発症するものです。そのため、自律神経のバランスを整え、自分で治そうとする仕組みを作ることが重要となります。

免疫力を高める

 

鍼灸によって自律神経のバランスを整えることができれば、免疫系を正常に導くことも期待できます。鍼灸には血行を促進する効果がありますが、血行が促進すれば冷え性の改善にもつながります。


クローン病

大腸及び小腸の粘膜に慢性の 炎症 または潰瘍をひきおこす原因不明の疾患の総称を 炎症性 腸疾患といい、狭義にはクローン病と潰瘍性大腸炎に分類されます。

クローン病は炎症性腸疾患の1つです。主に小腸や大腸などの消化管に炎症が起きることによって、

びらんや潰瘍ができる慢性の病気がクローン病です。


クローン病は主として若年者にみられ、小腸と大腸を中心として特に小腸末端部が好発部位です。

それらの病変により体重減少・腹痛・下痢などが生じます。

当院の施術法・考え

手足の経穴を使いながら栄養吸収力を高めることや、腹痛、下痢を軽減、体重増加や体力の回復を目的に鍼施術を行います。

 日常生活での制限ができるだけ少なくなるように、普通の日常生活を送れることを目標にしています。

また、温熱療法も取り入れており、血液循環の促進は冷え性の改善にもつながります

免疫力の向上は鍼灸施術によって自律神経のバランスを整えることができれば、免疫系を正常に導くことも期待できます。


 

■潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜に潰瘍ただれができる病気で、原因が不明確で完治し難く再発を繰り返す

ケースが多く、厚生労働省の難病に指定されています。

その原因として考えられているのは細菌ウイルス感染酵素欠乏牛乳などの食物アレルギー

精神的要因・体質(遺伝的要素)などです。

 最近では免疫異常が要因のひとつではと言われています。潰瘍性大腸炎の患者は近年急速に増えており、厚生労働省の統計では、10年前に比べると約3倍以上に至る結果が出ています。

当院の施術法・考え

痛みの軽減・水分代謝の向上・ストレス緩和を目的に潰瘍性大腸炎の症状の改善を行います。

腹部に鍼通電を行い痛みを減少させ、自律神経系に関与する経穴を使い交感神経・副交感神経バランスを整えることにより気持ちの興奮・血液循環・代謝の改善を行います。また、温熱療法も取り入れており、血液循環の促進も併用して施術を行います。


過敏性腸症候群

腸に異常がないにも関わらず、腸内の運動が緊張により、亢進され便秘・下痢もしくは交互に繰り返し、腹痛などの症状があることをいいます。

また、腹痛は左下腹部に起こりやすく、

排便・排ガスにより、軽減することもあります。

精神面での影響が大きく、環境の変化(学校や職場)、精神的ストレスなどが原因だとされてお

ります。

 

当院の施術法・考え

当院では、症状に応じて(便秘・下痢・混合)に応じて、腹部への鍼、もしくはこれらに関連する、四肢に対して施術を行います。

 

また頭皮鍼を行い、精神面での安定を向上させストレス緩和を促進させます。


 

円形脱毛症

円形脱毛症は、コイン型に毛が抜け落ちてしまう病気です。

重症の場合にはいくつもの円形脱毛が生じて、結果的に頭部全体の髪が抜け落ちてしまうこともあります。

 

また、円形脱毛症は頭髪から体毛まで、全身に症状が現れることもあります。
円形脱毛症のメカニズムは、毛髪を作る「毛根」部分がリンパ球により攻撃されることにより、脱毛が起こります。本来は自分の体を守る(免疫)ためのものであるリンパ球が、誤って本人の体や細胞を外敵と認識し、攻撃をしてしまうことで起きる
自己免疫疾患のひとつです

当院の施術法・考え

全日本鍼灸学会では、円形脱毛症の鍼灸施術についての研究結果が報告されています。研究では、交感神経の緊張は血管の収縮をまねいて毛髪の種子層細胞を退化させて脱毛現象を促進させて円形脱毛症の原因となると書かれています。また、内分泌系に関して脳下垂体後葉ホルモンやアドレナリンは血管を収縮させて脱毛傾向を促進させるとも言われています。

全日本鍼灸学会の研究を基づき、円形部へアプローチや自律神経を整えることにより、ホルモンバランスの向上をさせ円形脱毛症の改善を行っております。参考文献:日本鍼灸治療学会誌


◆自律神経失調症・不眠症・鬱病・統合失調症・発達障害

不眠症

不眠症とは、不眠が改善せず1ヶ月以上にわたって続く場合があります。不眠が続くと日中にさまざまな不調が出現するようになります。倦怠感・意欲低下・集中力低下・抑うつ・頭重・めまい・食欲不振など多岐にわたります。このように「1. 長期間にわたり夜間の不眠が続き」「2. 日中に精神や身体の不調を自覚して生活の質が低下する」、このふたつが認められたとき不眠症と診断されます。

不眠症4つのタイプ

1.入眠障害:寝つきの悪い状態

2.中途覚醒:眠りが浅く途中で何度も目が覚める状態

3.早朝覚醒:望む時間より早く目が覚めてしまい、再入眠できない状態

4.熟眠障害:ある程度眠ってもぐっすり眠れたという満足感(休養感)が得られない

環境要因、食事要因、心理的要因、身体的要因と原因は様々です。また、原因によって施術法も異なります。

 

当院の施術法・考え

不眠の原因の一つに自律神経の乱れがあります。交感神経と副交感神経のバランスが乱れているために脳にある睡眠のスイッチが作動しづらくなるというものです。 鍼灸施術は自律神経のバランスを整えるのに優れた施術法です。当院で行う置鍼法では、にあるボと手足のツボを使い、改善を目的に施術していきます。   ツボの効果を出すためには30分から1時間が必要になります

また置鍼を行なっていくなかで、ツボの働きを促すために刺激がとても大切なります。ただ、身体は鍼の刺激慣れてしまうので、通電器を使う事により、鍼に刺激を与え効果を促進させます。

当院で受けらている患者さんは2〜3時間施術されています。眠たいのに、寝れない方、ストレスによる不眠症や病院で診断された方は当院にご相談下さい。


■うつ病

うつ病は、身体的ストレスや精神的ストレスが重なることなど、様々な理由から脳の機能障害が起きている状態と考えられています。脳がうまく調和して働いてくれないので、物事の見方が否定的になり、憂鬱な気分に捕らわれるようになります。そのため通常なら乗り越えられるようなストレスでも、普通以上につらく感じるという、悪循環が起きてしまいます。 また日本では、100人に3人〜7人という割合でこれまでにうつ病を経験した人がいるという調査結果があります。さらに、厚生労働省が3年ごとに行っている患者調査では、うつ病を含む気分障害の患者さんが近年急速に増えていることが指摘されています。 これまでに躁状態や軽い躁状態を経験したことがある場合はうつ病でなく双極性障害であることも考えられますので鑑別が必要です。

 

鬱証(うつ病)の症状

 

1.精神運動抑制(精神運動制止)

 何かをしようという気になれない(無気力)、決断できない、仕事や家事に集中できない(集中力低下)、誰とも会いたくない、出かける気になれない、何でも自分が悪い、または、他人からそう思われていると感じるなど

 

2.抑うつ(精神的な苦痛)

 気分が落ち込む、ゆううつである、悲しい、さびしい、むなしい、泣けてくる、不安が頭から離れない、イライラする、あせる、いたたまれなくなる、感情が抑えられない、又はは、感情がわいてこない(感情認識障害)死や自殺について考える、死にたくなる、自殺の方法について調べる(自殺念慮)など

 

3.身体症状

 食欲や性欲が低下する、体重減少がある 頭痛、腰痛、頭重感、肩こり、首の痛み、めまい、立ちくらみ、耳鳴り 息苦しい、胸が圧迫される、声が出にくい、胸が苦しい、動悸、息切れ(循環器症状) 吐き気、腹痛、便秘(消化器症状)など  

 

4.思考と認知のゆがみ

 何でも悪い結果になると感じる、または決めつける(悲観的思考)、少しでも不幸なことがあると、すべて不幸だと感じる(過度の一般化)、うまくいったか全然ダメかどちらかしか認めない(二分割思考、両極端な思考)、悪いことの責任はすべて自分にあると思いこむこと。朝早く目がさめる(早朝覚醒)、途中で目がさめる(中途覚醒)、寝つけない、眠りが浅いなどの「睡眠障害」の生活に影響することが多くあります。

 

当院の施術法・考え

鬱状態の身体は、髄液や血液と言った水分の流れが悪いため、鍼や通電機を用いて

頭、手足に刺激を与えて、循環を向上させ

鬱状態で乱れている、自律神経系も改善させます。

また、病院などで処方されている薬は飲み続けて頂きますが、徐々に減らして薬に頼らないように、考えております。

お困りの方は是非、当院にご相談ください。


■統合失調症

統合失調症は脳の機能障害により、幻覚・幻聴などの症状が現れ考えや心がまとまらなくなってしまう病気です。

100人に1人の割合で発症する精神疾患であり、珍しい病気ではありません。統合失調症に罹ると様々な症状を引き起こし、社会的な行動が困難になるケースも見られます。統合失調症の代表的な症状としては喜怒哀楽の表現が乏しくなる感情鈍麻や、幻覚・幻聴といったものが挙げられます。

要因として、脳の神経伝達物質のバランスが崩れていることや、生得的因子などが挙げられます。脳の神経伝達物質のバランスが崩れてしまう原因としては、強いストレスなどが考えられています。主な症状としまして喜怒哀楽の表現が乏しくなる感情鈍麻や妄想症状や強い摂食障害幻覚・幻聴といったものが挙げられます。

また、前兆機・急性機・回復機・安定機の4つ周期があり、前述にありました幻覚妄想混迷等は、急性機に当たります。

 

当院の施術法・考え

施術方針としまして、頭と体の自律神経のバランスが正常に働いてないため鍼と通電機を用て頭と四肢に施術を行います。

処方されている薬と併用して施術を行って行きますが徐々に薬の回数を減らすことにより身体への負担を抑えてます。

自分自身が統合失調症もしくは家族が統合失調症の疑いのある人は当院にご相談下さい。


■適応障害

 

適応障害は、ある特定の状況や出来事(転勤、配転、新しい人間関係など)が、その人にとっての苦悩を生み、そのために気分や行動面に症状が現れるものです。たとえば憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。

 

ストレスとなる状況や出来事がはっきりしているので、その原因から離れると、症状は次第に改善します。

でもストレスから離れられない、取り除けない状況では、症状が慢性化することもあり、不安感や抑うつ気分、不登校、出勤拒否、対人トラブルなど、

様々な症状・問題が出現し、社会生活に支障をきたすこともあります。

 

 

 

当院の施術法・考え

適応障害の要因の1つは「強すぎるストレス」にあります。

 

強すぎるストレスは自律神経を緊張させ、交感神経が過緊張状態となる状態が続きます。

長期間の緊張はストレスに対する抵抗力そのものを低下させ、さらにストレスに弱くなる悪循環となります。

 

 

鍼灸治療では頭部・四肢の経穴を鍼を打ち、脳へのリラックスさせ不快感や自律神経の乱れを緩和させます。


発達障害

前頭葉は脳の前部分にあり、思考、推測、人格の形成など人間特有の機能に関係しているところです。このエリアに障害があると、相手の気持ちを理解しにくかったり、その場にあった行動がとれない、計画的な行動がとれない、物事を整理整頓したり、理解できないなどの症状が発現します。

 

発達障害の主な障害とされているのは以下の3つです。

・自閉症スペクトラム(ASD)

・注意欠陥多動性障害(ADHD)

 

・学習障害(LD)

 

広汎性発達障害

自閉症、アスペルガー症候群のほか、レット障害、小児期崩壊性障害、特定不能の広汎性発達障害。対人関係(社会性)に障害があり、限定した常同的な興味、行動をします。

 

学習障害

全体的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論するなど特定の能力を学んだり行ったりすることに著しい困難がある状態。

 

注意欠陥多動性障害

注意力が散漫で、子供の年齢に見合わない多動性(落ち着きがない、おしゃべり)や衝動性(ルールを守れない)がある状態。

 

 

当院の施術法・考え

発達に重要な脳のエリア(前頭前野)を中心に「頭皮鍼」を行い鍼通電を行います。「頭皮鍼法」は

脳神経のネットワークを広げ、脳神経細胞を活性化する治療法です。

 

頭皮鍼法」療法は脳の神経伝達物質を活性化させ、ホルモンバランスを整え、自律神経の働きを良くすることで、

お子様の持つ本来の力を引き出して調整します。

 


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